レオパレス21もスマートスピーカーを本格導入|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

わが国でのGoogle Homeの発表時に、大和ハウス工業が同社の賃貸住宅にいずれGoogle Homeを全配備するコネクテッドホームプロジェクトを公表するなど、住宅のIoT化に関する構想を打ち出して話題になりました。

これに続いて、賃貸マンション・アパートを展開するレオパレス21も、スマートスピーカーを搭載した組み込み型ステーション端末を新築全戸に標準装備していくことを発表しました。レオパレス21はIoTスマートハウス関連製品を展開するグラモと提携し、スマートロック『Leo Lock』や家電制御機能を標準採用してきました。

このほどレオパレス21が採用を公表したスマートステーション端末というのは、それらスマートロックや家電制御機能にスマートスピーカー機能に加えたもので、スマートスピーカーを利用した音声案内サービス、センサー連携による音声による住環境の自動制御などを可能する組み込み型設備となるようです。レオパレス21は、年間約1万戸への導入を計画しており、スマートスピーカーを搭載したコネクテッドハウスの展開としては国内最大規模の設置数となるそうです。

スマートハウス化を一層推進させるレオパレス21
スマートハウス化を一層推進させるレオパレス21

レオパレス21といえば、家具付きのアパートなどを敷金礼金不要でマンスリー契約で賃貸できることで有名で、じつは筆者もかれこれ10年ぐらい前に仕事の都合で利用したことがあります。家具や寝具、テレビなどの機器、ブロードバンドなどが完備され、本当に手軽に生活を始められる印象でした。仕事の都合で各地を飛び回る人には最適な賃貸システムと感じました。まさに住宅版シェアリングエコノミーという感じでしょうか。

その当時から独自のブロードバンドサービスを敷設し住宅自体はオンラインで管理ができる状態になっていましたが、マンスリー契約などの管理にはIoTは欠かせないものといえますので、ブロードバンドインフラを有効に活用し、一気にスマートハウス化を推進している感じですね。

スマートステーション端末でできること
スマートステーション端末でできること

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