電子黒板と言うのはもうやめませんか|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

GIGAスクールがスタートし、もはや電子黒板は教育現場で欠かせないツールとなりましたが、その電子黒板メーカーの中でも累積導入数35,000台以上の実績を誇る、さつき株式会社にお伺いし最新の電子黒板「ミライタッチ」をご紹介いただく機会を得ました。

さつき株式会社「実物投影機」(書画カメラ)付き多機能次世代型電子黒板

レビューいただいたモデルは書画カメラ機能を搭載した最新モデルです。

さつき株式会社の「実物投影機」(書画カメラ)付き多機能次世代型電子黒板。Android OSで動作しています
さつき株式会社の「実物投影機」(書画カメラ)付き多機能次世代型電子黒板。Android OSで動作しています

見た感じは大型モニタといった感じですが、OS(Androd)を備えた大型のスマートデバイスというのが正しい認識です。ディスプレイは4Kで、タッチ操作が可能です。そしてこの電子黒板の特徴は本体中央下部に下向きのカメラを備えていることで、本体下部中央のボタンを2回プッシュするとカメラが起動し、ディスプレイ下に置いた書類やモノを撮影することができます。

本体下部中央のボタンを2回プッシュしてカメラを起動
本体下部中央のボタンを2回プッシュしてカメラを起動
撮影した画像をキャプチャして他のアプリケーションに取り込むといった操作も簡単。当然電子黒板なので画像上に書き込みもできます
撮影した画像をキャプチャして他のアプリケーションに取り込むといった操作も簡単。当然電子黒板なので画像上に書き込みもできます

何より教育現場で使うものだからこそ、その取扱いは簡単で分かりやすいことが重要です。この電子黒板は事前に諸設定を済ませておけば、コンセントにさすだけで利用が可能です。キャスター付きのスタンドが装着され、取り回しもよさそうです。

電子黒板ですから画面をなぞれば書き込みが可能です。このミライタッチシリーズは付属の専用電子ペンで画面をなぞると、黒板にチョークで書いたときと同じような「音」がします。黒板に書いているような気になれるのです。しかも指でも自在に描けるのですが、指で描いた際にはチョーク音がしません。面白い機能ですね。

専用電子ペンで描くとチョーク音がします。本当に黒板に書いている気になれます
専用電子ペンで描くとチョーク音がします。本当に黒板に書いている気になれます

そしてこの電子黒板にはオプションのChromeOS Flex専用ユニットがオプション設定されており、これを本体側面のスロットに装着することで、ChromeOSを動作させることができます。ChromeOS上では当然のことながらGoogle関連のソフトウェアが使用でき、クラウドとの相性も抜群なのです。

本体側面にChromeOS Flex専用ユニットを装着することで巨大なChromeBookに!
本体側面にChromeOS Flex専用ユニットを装着することで巨大なChromeBookに!
Android OSの上でChromeOSが立ち上がりました
Android OSの上でChromeOSが立ち上がりました

ChromeOSですからYouTubeとも相性がよく、動画を活用した教育にも様々な応用ができそうです。たとえばYouTubeの動画視聴画面に書き込みをしたり、あるいは画面をキャプチャして他のアプリケーションに貼り込むといった操作も極めて簡単です。

YouTubeを視聴しながら画面にメモなどを加えて説明するといった使い方も簡単
YouTubeを視聴しながら画面にメモなどを加えて説明するといった使い方も簡単

もちろん、PCを接続してモニタ代わりに使用することもできます。USB Type-Cケーブルで接続すれば、PC画面の投影に加えて電子黒板を操作用インターフェイスとしても使用できます。たとえばパワーポイントのスライドを投影しながら電子黒板のパネル面をスワイプしてスライドを送るといった操作も可能ですし、そもそも電子黒板なので投影画面に書き込みやマーキングなどが可能です。

PCを接続して電子黒板をモニタ代わりにすることも可能。タッチパネル操作や書き込みも可
PCを接続して電子黒板をモニタ代わりにすることも可能。タッチパネル操作や書き込みも可

正直なところ「電子黒板」という名称からどうしても教育分野で使うものという固定概念にとらわれてきましたが、ビジネスシーンでもこれがミーティングルームにあれば相当便利に使えそうです。スマホやタブレットの活用が浸透しましたが、この電子黒板はいわば大型タッチ式ディスプレイを備えたスマートデバイスといえます。
電子黒板という名称をもうやめて、たとえばスマートボードといった名称でユーザーに認知を拡げていけば、教育現場のみならずオフィス環境にも相当な拡がりを期待できるのではないでしょうか。
この電子黒板に代わる呼び方を調べていくと「タッチパネル付きサイネージ」だとか「インタラクティブボード」「デジタルホワイトボード」といった呼び方も見かけました。いやはや、シンプルな呼び方で定着させるのがよいと思いますから「スマートボード」略して「スマボ」で行きませんか?!

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