筆者の遠い祖先は宮崎と群馬。宮崎の墓こそ昭和初期に東京に移していましたが、親戚は九州にも点在。さらに妻の祖先は秋田ということで、墓参りとか法事というと大変な移動距離になります。さらに自分が死んだらどこに墓を建てるとよいのか悩むところ。
そんなこともあって、墓そのものをクラウド化して墓参りもオンラインで出来たらよいななどと考えていたら、そのコンセプトに近いサービスが登場してきましたよ。
筆者も大変お世話になっている著名ライターである“T教授”こと竹村譲さんらが3月24日に、故人やペットを偲ぶためのクラウドサービス「クラウボ」(クラウ墓)を発表しました。
クラウボは故人・ペットを偲ぶためのWebページにアクセスするためのQRコードと、遺骨カプセルを収納できる手のひらサイズの墓ともいえる「Handy Tomb Unit」で構成されます。QRコードをスマホで読み込むと故人のWebページが表示され、その生涯や思い出の写真、好きな食べ物、嫌いなものといった故人にまつわる出来事を振り返ることができます。
クラウボには、3種類のHandy Tomb Unit付サービスと、クラウボサービス(QRコード)のみのサービスがあります。それぞれ5年あるいは10年の「クラウド墓地サービス」の使用権を選択できます。また、自宅墓としてHandy Tomb Unitのみを必要とされる方のために、QRコードシート無しのHandy Tomb Unitも販売します。
Handy Tomb Unitが手元に届いたら、編集専用QRコードを読み取ってアカウントを登録します。登録したアカウントでログインした後は、画面にしたがってデータを入力するだけで簡単に公開・共有ができます。公開した後でも、いつでも、何度でも、写真を入れ替えたり、思い出の編集が可能です。外部リンク機能を使って、関連あるSNSや動画サイト・写真サイト・個人Blog・Web site・WiKi、Map等を連携することもできます。
Handy Tomb Unitセットの販売価格は、5年使用権付欅が6,800円から10年使用権付黒御影石14,800円まで、使用権無しも選べます。またクラウボサービス(QRコード)のみの利用も可能です。クラウボサービス使用権の更新料は5年で3,000円、10年で5,000円です。
筆者もそろそろ自分の墓をどうするか考えていたところで、じつは山梨県にある石材屋がQRコード付墓石を販売しているのを見つけていました(笑) この墓石のQRコードに自身のFacebookページをリンクさせておけば、Facebookが無くならない限り墓石に自分の足跡を残せるなと思っていたんですが、このQRコード付墓石とクラウボを組み合わせると最強かもしれませんね。