英・Stability AI社は、さる8月23日に画像生成AI「Stable Diffusion」と、それを使用したサービス「DreamStudio」のβ版をリリースしました。テキストで指示した内容の画像をAIが自動生成してくれるサービスで、一部で話題になっています。
「Stable Diffusion」による画像出力をWebブラウザー上で簡単に試せるデモ「Stable Diffusion Demo」が用意されており、ここから生成したい画像をテキストで指示するとAIが画像を描画してくれます。
テキストは英文にする必要がありますが、多少は日本語も通じそうです(笑)

早速ですが、「古い携帯電話に囲まれた日本人教授」をGoogle翻訳で英訳して描画させてみましょう。
入力から数分したら、こんな画面が表示されました。はい、自分はこんな感じなのかもしれません(笑)。


確かにこれ、面白いです。ということで、次々に作画の指示を入れてみました。ちなみに1つの指示に対して、数分かかります。



ちなみに、自分の名前を入れたらどうなるのでしょうか。試してみました。


このStable Diffusionはイラストの描画も得意なようで、すでにネット上ではStable Diffusionを使った様々な作画画像がシェアされたりしているようです。たとえば作画の際に、「ディズニー風」とか「ジブリ風」といったアレンジも可能なようです。
AIの学習データに著作物が利用されること自体は、問題ないと解釈されることが多いということですが、アーティストが創作したアニメーションを学習した上でStable Diffusionがそのアーティスト風に生成した画像の権利は果たしてどうなるのかなど、議論すべきことは多そうです。
著名人であれば本人風の画像が生成されるので、場合によってはフェイク画像が生成され広まってしまうといった懸念も出てきています。
ともあれ、写真やイラストをテキスト入力による指示で作画してしまうという、これまでになかった新しいテクノロジーに多くの方が関心を寄せて試されているようです。
読者の皆様もぜひ一度お試しあれ。

ちなみに、「未来のスマートフォン」をAIはどう予測してくれるのかを期待してみましたが…、今後のスマホは大きく変化することはなさそうでした(笑)。
https://stability.ai/blog/stable-diffusion-public-release