IoTブームに乗り、色々なIoTガジェットを見かけるようになりましたが、今日は友人からこんなガジェットを自慢されました。袋から取り出されたのはビオラの鉢植え。「何これ?」と言いつつよく見ると、何やら謎な、枝状のバーが刺さっているではありませんか。上の方にある白っぽいものは…、照度センサーにちがいない。なるほど、ということは!
植物の状態をリアルタイムに管理できるIoTセンサー
その持ち主の説明によれば、これは植物の状態をスマートフォンやタブレットでリアルタイムに見ることができるセンサーなのだそうです。Parrot社製の「Flower Power」という商品名で…、え? Parrot? そうなんです、ドローンのメーカーとして名高いあのParrotが、どういうわけか植物IoTセンサーを商品化しているのです。Parrotのウェブサイトを見ると、確かにドローンとともに、「スマートガーデニング」というカテゴリでこのFlower Powerが並んでいますね。
自慢してきた友人の説明も曖昧でしたので、ウェブサイト等で情報を探してみたところ、このFlower Powerの機能は4つ。本体に装着されている4つのセンサーによって、太陽光量、外気温度、肥料濃度、土湿を計測でき、その状態をスマートフォンやタブレットでリアルタイムにチェックすることができます。鉢植えでも地植えでも利用可能。電源は単4形乾電池で、約6カ月稼働するとのこと。
また公式アプリをインストールしアカウントを作成すればParrot社のクラウドサーバーにアクセスでき、植物研究機関監修の6千種以上のデータベースから最適な手入れ方法を知ることができます。
その友人のFlower Powerはその日から使い始めたものなので、まだ十分に植物の状態がサーバーに蓄積していなかったため、アプリ上で見ることができない項目もありました。しかし、使い始めておよそ24時間ぐらいすると最小限のデータが蓄積され、サーバーでその状況を分析し、その結果をスマートフォンに返してくれるそうです。その植物に対して水やりや肥料を与えるタイミング、植物を置くべき場所などを教えてくれます。
筆者は不精なので、植物などまともに育てられたことがないのですが、まずは勢いでFloer Powerをポチってしまいました。これが届いたら、観葉植物でも育ててみましょう!