スマホ依存は必要不可欠?!|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

MMD研究所が11月2日にスマホ依存に関する定点調査結果を公表しています。スマホ依存の自覚は全体で20.9%とのことですが、まだ自身で「依存している」と自覚しているだけ良いと思います。街を歩けば電車の中も立ち止まっている人もみんなスマホの画面を見ています。歩きスマホも多いわけで…。

で、筆者も気になってiPhoneのスクリーンタイム機能を開いてiPhoneのアクティビティ状況を確認してみましたが、1日平均は2時間8分と、思ったよりは少ない感じですね。

筆者のiPhoneスクリーンタイムと内訳
筆者のiPhoneスクリーンタイムと内訳

MMD研究所のこの調査はスマートフォンを所有する15歳~69歳の男女559人を対象にしたもので、「かなり依存している」と回答した人が20.9%、「やや依存している」と回答した人が49.0%と、約7割がスマートフォンに依存していると回答しました。なお、MMD研究所では毎年同様の調査を実施しており、2021年と比較すると3.3ポイント増となっているそうです。

スマホ依存の自覚(単数)2019年からの比較
スマホ依存の自覚(単数)2019年からの比較

さらに性年代別で見ていくと、「かなり依存している」は女性30代が最多、一方で「依存していない」は男性60代が最多となっています。

スマホ依存の自覚(単数)性年代別
スマホ依存の自覚(単数)性年代別

そしてこのMMD研究所の調査で、複数回答可で尋ねたスマホ依存の自覚内容ですが、上位から「ちょっとした待ち時間にスマホをいじる」(57.6%)、「寝るとき、スマホを枕元に置いて寝る」(56.2%)、「情報収集源のほとんどがスマホ」(43.3%)なのだそうです。あれれ、筆者は全部当てはまりますが、それって依存なんですかね(笑)。

スマホ依存度チェック
スマホ依存度チェック

「ちょっとした待ち時間にスマホをいじる」は、これはどなたにでも当てはまりそうな…。山手線とかに乗車していると、ほぼ全員スマホをいじっていませんか?! そして筆者は目覚ましを兼ねた睡眠アプリを多数併用してヘルスケアデータの収集をしていますので、就寝時の枕元はスマホだらけです(笑)
情報収集源がスマホというのも、多くの方がその通りなのではないでしょうか。今やインターネットへのアクセスはPCよりも圧倒的にスマホからという時代です。スマホの画面の向こうには様々な情報やビジネスチャンスが潜んでいるわけです。

MMD研究所ではこのほかに、スマホ依存の自覚がある人に対して依存から抜けだす必要があると思うかを聞いており、「抜けだす必要があると思う」「やや抜けだす必要があると思う」と答えている人が約50%を占めているということでした。

筆者の場合、あまりスマホ依存の自覚がないのですが、もしかしたらもっとスマホの画面を見る時間を制限したほうが良いのでしょうか。筆者の個人的見解ではありますが、筆者はスマホから得られる情報、スマホを通じて収集される情報は情報化社会で生き抜いていくために有益なことと感じていますから、むしろこれらを「依存」というネガティブなレッテルを貼るのではなく、むしろ情報により多く触れている「コミュニケーション達人」と評価したほうがいいのではないかと感じました。

あ、でもディスプレイから発せられるブルーライトは脳を刺激しちゃいますから、不眠の要因にもなります。枕元にスマホをたくさん並べても、寝る前に画面は見ないほうがよさそうですね。

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