スマホで時間を浪費していませんか?!|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

オマエが言うなと突っ込まれそうですが、スマホの使い過ぎに注意しましょうというネタを発見!
スマホ利用者の多くがスマホ利用によって時間を浪費した経験があるというのです。

NTTドコモ モバイル社会研究所は2022年2月にスマホ利用者を対象としてスマホ利用による時間浪費経験の実態について調査を行い、その分析結果を7月28日に明らかにしました。
それによると「スマホ利用者の9割がスマホを使っていて時間を浪費した経験あり」というのです。なんと、みなさんスマホに振り回されているんですね(笑)

まず、「スマホを使っていて時間を浪費してしまった経験があるか」を調査したところ、スマホ利用者の9割が時間を浪費してしまった経験があると回答したそうです。経験が「多々ある」「少しある」と回答した割合は女性のほうが男性よりも10ポイント程度高かったとのこと。女性のほうがスマホにハマっているということですね。

また、若年層ほど「多々ある」「少しある」と回答する割合が高い傾向が見られました。結果を見ると、若い世代ほど「多々ある」と回答している割合が高いようです。

図1 スマホを使っていて時間を浪費してしまった経験(性年代別)[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=6,272]
図1 スマホを使っていて時間を浪費してしまった経験(性年代別)[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=6,272]
さらに、スマホを使っていて睡眠時間が減ってしまった経験があるかを調査したところ、これまた全体の9割弱が経験があると回答しています。時間を浪費してしまった経験と同様、こちらも女性、若年層のほうが「多々ある」「少しある」と回答した割合が高い傾向が見られます。特に、10代では3割超がスマホを使っていて睡眠時間が減ってしまった経験が「多々ある」と回答していました。

図2 スマホ利用により睡眠時間が減ってしまった経験(性年代別)[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=6,272]
図2 スマホ利用により睡眠時間が減ってしまった経験(性年代別)[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=6,272]
確かに、皆さん一人になるとずっとスマホの画面を見ていませんか?! 電車で移動中に周囲を見回しても、寝ている人以外はみんなスマホを触っていますよね。ゲームをしてたり、動画を視聴していたり、コミックを読んでいたり、そんな方が多いですよね。もちろん、ウェブやニュースで情報収集に勤しむなど仕事に役立てようと頑張っている方もいらっしゃると思いますが。ちなみに筆者の周りには電車移動中にもzoomでミーティングに入っているツワモノも少なくありません(笑)

また、睡眠時間が減ってしまったというのも不健康ですね。スマホのディスプレイから発せられるブルーライトはメラトニンというホルモンの分泌を抑制し、眠気を飛ばしてしまいます。ブルーライトのみならず、そもそもスマホから頭に飛び込んでくる様々な情報が脳を刺激して睡眠を阻害してしまいます。

やはりベッドに入る2~3時間前からスマホは触らないようにすると(もちろんPCも)、比較的ぐっすり寝られますよ。
筆者の場合、睡眠分析をしてくれる目覚ましアプリを使っていますので、枕元にスマホが(しかも多数)ある状態で寝ておりますが、就寝前にはなるべく画面を見ないよう、努力しています(たぶん)。

一方で、目覚ましが鳴ったら、直ちにSNSやニュースを見るようにすると、一気に目が覚めます(笑)
目覚めが悪い方はおススメです。

モバイル社会研究所:スマホ利用者の9割がスマホ利用によって時間を浪費した経験あり(2022年7月28日)
https://www.moba-ken.jp/project/lifestyle/20220728.html
出所:2022年スマホ利用者行動調査

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