健康を見守ってくれる指輪、Oura Ring|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

またまた指輪型のIoTデバイスをゲット!
本日ご紹介するのは、心拍や体温などを収集し健康状態をモニタリングできるOura Ringです。
2021年11月より最新型の「Oura Ring Gen3」が発売開始され、早々に注文していたのですが、ようやく届きましたのでお披露目です。

健康状態をモニタリングしてくれる指輪!
健康状態をモニタリングしてくれる指輪!

もともとウェアラブルデバイスは関心を持っていた分野で、とくにリストバンド型、腕時計型のデバイスは色々な製品を試してきました。しかし、どの端末も長期の使用に至らなかったのですが、その最大の要因が腕に着けていて「煩わしい」ことと、何より「充電が面倒」だったことです。

そうした中で、昨今期待を込めているのが指輪型デバイスです。先日、11月8日に投稿したこちらのコラム「これは便利、指で決済する時代へ」では、非接触決済ができる指輪型デバイスをご紹介したばかりですが、このOura Ringはバイタルデータを収集して健康状態のモニタリングをしてくれます。

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まずデバイスの種類ですが、4色が用意されていて、シルバーとブラックが299ドル(約34,000円)、ステルス(マットブラック)とゴールドが399ドル(約45,000円)で販売されています。これに加え、通関時の関税が請求されます。筆者はシルバーのリングを購入、関税は3,000円でした。
なお機能をフルに使うには月6.99ドル(約800円)のサブスクリプション契約が必要ですが、買ってから半年間は無料になります。

カラーバリエーション(Ouraホームページより)
カラーバリエーション(Ouraホームページより)

ちなみに注文したのは発売開始直後の11月2日、そしてようやく11月11日に「Your item has been shipped」というタイトルのメールが届いて「いよいよか!」と期待に胸を躍らせたものの、じつはこの時点で送られてきたのが指輪のサイズを測るサイジングキットでした。

まずは指輪のサイズを測るサイジングキットが届きます
まずは指輪のサイズを測るサイジングキットが届きます

まずはこのサイジングキットが届き、これを試着(?)してサイズを決定せよとのこと。Oura Ringには内側に心拍や体温を測定するための膨らみがあり、しかも理想は24時間装着する必要があることから、しっかりフィッティングしたうえで注文してくださいね、ということでしょう。

これでサイズを決定し、ウェブのマイページからサイズを指定して、ようやく注文完了となります。ここから到着までさらに1カ月少々待たされました。

さあ、いよいよ開封の儀です(笑)

オランダからDHLで配送されてきました
オランダからDHLで配送されてきました
いよいよ開封の儀
いよいよ開封の儀
蓋を開くとリングが鎮座してました!
蓋を開くとリングが鎮座してました!
その下に充電アダプタや取説等が
その下に充電アダプタや取説等が
リング内側の指に触れる面は色々なセンサー類が
リング内側の指に触れる面は色々なセンサー類が
心拍計測時はLEDが点灯
心拍計測時はLEDが点灯
こんな感じで充電。電池は3~4日は持っています
こんな感じで充電。電池は3~4日は持っています

このOura Ring 3は本体内側に赤外線光学式心拍数センサーや体温センサー、3D加速度センサーなどが配置されています。これらのセンサーを活用し、心拍数や呼吸数、体温などをモニタリングして「睡眠」「アクティビティ」「コンディション」などのスコアを算出しアプリで表示します。

アプリのホーム画面

まずアプリを起動するとホーム画面でコンディションや睡眠などのスコアが表示されます(もっと早く寝ろとの助言も)。

色々な助言

さらに下へスクロールすると、もっと歩けとか色々な助言が。

心拍数

心拍数を見ると、1日の変動やリラックスしているところ(緑色の部分)、寝ているところ(水色の部分)などが分かります。19時過ぎに面倒なメールが来て心拍が上がってます(笑)

睡眠の深さも判別

睡眠の深さも判別します。心拍、体温、加速度センサーなどの情報を元に見ているようです。

同日の睡眠時の心拍数「ハンモック型」

同日の睡眠時の心拍数。睡眠時の心拍カーブによって色々と助言が出てきます。筆者は極めて良好そうです。

コンディションコントリビューター

その他含めコンディションは絶好調ですね。悪いところがあると、色々と助言してくれます。

HRVも算出されストレス度などがわかる
HRVも算出されストレス度などがわかる

心拍数の収集で注目されているのが、心拍数の揺らぎを分析する「HRV」(心拍変動、Heart Rate Variability)です。連続する心拍の時間間隔変動を表す指標で、ストレスの指標にもなります。やはり日曜日だけはリラックスしていることが分かりますね。

このほか、2週間以上装着を続けると「体表温度」もグラフ化されるようですが、まだそれだけ長期間装着していないので、その画面が見れていません。
また「アクティビティ」に関しては消費カロリーや歩数などが算出され、ランニングなどをすれば位置情報を元に走ったコースなどが記録されるようです。あいにく筆者はほぼ毎日在宅業務で外に出ないので、まだこの機能を使えておりません。

そのほか、瞑想法や呼吸法で体を整えるコンテンツもアプリ内に用意されています。

コンテンツ充実
コンテンツ充実

様々な指標に関しての解説が非常に充実しており(一部、Ouraのサイトにリンクして、日本語未対応のところもありますが)、自信のバイタルデータを蓄積しながら、健康に関心を持ち、データの変動要因まで理解できる、なかなか役に立つリングと感じました。

ウェアラブルは「指」が違和感なくて良いかも!(あと17個はいけます)
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